メンバー 鈴木(五)
昨年、会山行の「ぼっか訓練」で行った男体山。生憎の雨のため7合目で退却。個人的にそのリベンジも兼ね、「一度は山頂に登っておくのもいいかな」との思いで、梅雨の合間をねらって一人出掛けてみた。
7時半、「東武日光駅」に着くと、乗合タクシーが手招きしていたので、それに乗る。タクシーはいろは坂で空の定期バスを追い抜く。(バスもこれじゃあ、赤字だね)
中禅寺の表参道より登り始める。標高差約1200米弱。4合目から8合目までは結構きつい登りがつづく。7合目の避難小屋で昨年、「ぼっか訓練」で背負い上げた我が家の石に出会う。
8合目からはやや登りも緩くなる。山頂近くで背後に中禅寺湖から下山の「三本松」方面がうっすら望める。山頂着。
下山は「三本松」へ直接下りる西尾根コースもあるが、大昔、行ったことのある「志津小屋」も見てみたかったので、志津乗越へ下りることにする。山頂より少し下ったあたりは、あと半月もすればきれいなお花畑になりそうなところだ。
志津小屋は建て替えられていて、立派の避難小屋に生まれ変わっていた。そばには水場もある(しかし、「水場」とは表記してなく、「洗い場」と書いてある。近頃は腹でもこわすと文句でもいう輩がいるので、行政側がそうしているのか? 私はそんなこと関係なく、しっかりその水を飲んだけど)
小屋より5分も歩けば、志津乗越の林道駐車場に出る。若き頃「三本松」のバス停よりここまで3時間ぐらい掛けて歩いてきて、大真名子より女峰山・赤薙山へと歩いたたことがあったっけ。その当時の面影はこのアスファルトの道にはない。
裏男体林道をこれよりバス停まで2時間半近く歩くかと思うと、うんざりする。この道は太郎山よりの下りで歩いているが、とにかく長い。
歩き出すと、次々にクルマが追い抜いて行く。30分ぐらい歩いたとことで親切なクルマが止まってくれた。「ど〜ぞ」。きっと憐れな老いぼれがかわいそうにみえたのかも・・・・。
それともいつもの行いがいいからか? 車中の人となり、この山行はこれにて完。