メンバー 中山、山下、掛川、木村、福王寺、北村、内海、風間、鈴木五、川元
7月19日(土) 21:00浦和−25:00芦安(P)仮眠
7月20日(日) 5:40芦安バス停−7:00白井橋〜7:30入渓〜11:00白い滝〜BP14:00
白井橋で降ろしてくれるようバスに頼んで芦安を出発。
甲府からのバス一台にぎゅうぎゅうに詰め込まれ、もちろん座れないし、
しかも料金は広河原までの分を取られた。
手前の立石沢までなら少し安いらしい。
バスと乗り合いタクシとでは、広河原まで@100円しか違わない。
二度とバスには乗らないと誓った。
白井橋はごらんの通り、林道の途中って感じ。
シレイ沢はごらんの通り、水量が多い。しかもガレ沢。
橋の脇にロープが沢に向かって立て下がっていたが、我々は工事用の山道を上がってつり橋手前から入渓。
それにしても水量が多い。滝は全て水が宙を飛んでいる。
我々のレベルで直登できる滝はほとんど無い。左や右に巻き・巻き。
不安定な場所を巻いたり降りたりで結構いそがしい。
だけど、確実に巻き道は付いている。
時たま、滝の端っこを登らせてもらう。
この滝は全然無理。高まきです。
この滝は中段で左に高まき。
歩き始めて2時間経過するころより、花崗岩の岩床にかわり、明るい沢になってくる。
とにかく登れない滝が多い。
これも左に巻き。
やっと白い滝(F21)が見えてきた。
ここでちょっと休憩。白い花崗岩が綺麗だ。
樋状を水が流れている。登りやすそうなところを見つけて、花崗岩の岩床を登る。
わかります?白い花崗岩と新緑の緑、そして青い空。
白い滝は直登出来ないので滝の釜左(右岸)の草付きを高巻く。
滝のほうに寄り過ぎると急傾斜の草つきで良くない。
突っ込んで行って進退窮まったメンバーをロープで救出した。
白い滝の上は渓相が一段と明るくなった。癒しの滑滝が続く。
時たま滑滝だけど全身ずぶぬれの滝もあった。ここは最初の二又出合いの右沢の滝。
次の滝をこの日最後の高まきで越えて、左から岩壁に染み出しと間違えそうな奥の二又を左に入る。
水量は二股、奥の二股で激減する。
14:00でまだ早かったが、稜線に出て水が無いのも暗夜行路もいやなので、一つ滝を越えたところで小広い場所があったので、ビバークした。
夕方になったらガスガスになって、ちょっと雨の心配をしたのが憂いだった。
7月21日(月) BP6:00〜稜線9:00〜薬師岳9:30〜夜叉神峠バス停13:00=芦安(P)13:30=浦和20:00
快晴の朝です。
遡行を開始して、水の流れる滝を一つ越えたら水が消えた。
最大の窪を忠実に詰め、ひたすら白ザレの登り。(約一時間)
やがて白ザレも樹海に飲み込まれていよいよやぶこぎか?
左の樹海こしに青空が光っていたので誘われるまま向かうと、突然表舞台に飛び出したような感じ。
劇的なクライマックス?にしばし感動。ゆっくり歩みを進めれば自然と縦走路に出る。
薬師岳まで5〜6分の所。
薬師岳にてお決まりの記念撮影。『ザ・夏山』ってところですね!バックは北岳と間の岳。
360°言葉不要の風景。
これから向かう夜叉神峠へ続く山並み。
南御室の小屋。
樹林の中の淡々とした道を歩いて、夜叉神峠へ。
雲海の中なのか、天気が悪いのか、展望も利かず、本当に淡々と2時間たっぷり歩きました。
峠の登山口で、たまたまバスが待っていたのだが、見向きもせず、乗り合いタクシーに乗った。
乗り合いタクシーは駐車場に止めてある自家用車の前まで送ってくれる。便利だ。
金山沢の温泉で汗を流し、甲府のロイヤルホストで飯と清算を済ませ、連休で大渋滞の中央高速に勝沼から乗って帰った。
シレイ沢は沢登りと縦走(展望)が楽しめる結構お得な沢でした。
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