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■ 巻機山 米子沢   2008/10/13
カテゴリー: - 山下 :

山下、牧野、北村、川元

会山行と日数が合わないメンバーでの計画許可をもらい、前々から行きたかった巻機山・米子沢へ。

10月12日
桜坂の駐車場は百名山ハンターの車で埋め尽くされていた。
さて米子沢の入り口は?と皆が持ち寄った資料がそれぞれ違う。正解は駐車場を少し戻って工事用林道を上り、最後の堰堤の横に降り立つ道だったのだがここで迷って約30分のロス。
でも天気も上々でこれからの遡行が楽しみになってくる。

初めは平凡な河原歩きが暫く続く。
ところが滝が出てきて早々、一枚岩で滑って水中にドボン。頭の先まで水に浸かり、ずぶ濡れになってしまった。
シャワークライム覚悟の沢登りとはいえ、10月半ばの山中で「ずぶ濡れ」はかなりキツイ。この先、気温が上がって乾いてくれるのを期待するのみ。

でも小さな滝を一つ一つ越えていくうち身体も温まってペースも上がってくる。
しばらくは北村氏をトップに快適にピッチをあげ上部ゴルジュ帯の基部へ。先行パーティがザイルを出して取り付いているのが見える。
水量もあり時間が掛かりそうなので左岸の踏跡を辿る。

クマザサを掴んで滑らないよう細心の注意を払って高巻くが、滝への降り口がなかなか見あたらない。踏跡を見失った北村氏とトップを交代、良〜く見ると鉈目があるのを見つけてトラバースし20メートル滝の基部降り立つことが出来た。

滝心左にぶら下がったシュリンゲを掴んで楽に滝上に達すると米子沢「最大の楽しみ」長いナメが眼前に続く。
両脇の見事な紅葉、正面には青空を背景に巻機の稜線がたおやかに浮かんでいる。ヒタヒタと沢靴を濡らしながらの快適なナメの感触は沢登りの醍醐味の一つだ。
時間があれば平らな岩を見つけて軽い昼寝でもしたいところだ。

身体もすっかり乾き、休んでいるとウトウトしたくなってくる。

ナメ滝を過ぎ、幾つか簡単な滝を越えると沢相は狭く水量も減って、鮮やかな錦秋の木々が両側から迫ってくる。

奥の二俣では右は「植生保護」のため立ち入り禁止の立て札があり自然と左俣へルートを取る。
ここで避難小屋へ直接突き上げる沢道を見失い稜線直下の草原の中へと入り込んでしまうが、そこはもうフンワリと金色に輝く天上の楽園を歩くようだ。

一登りで池塘が点在する稜線辺りに飛び出して、米子沢の遡行は終わりとなった。
さて前から一度泊まりたかった巻機山の避難小屋へと向かう。

しかし小屋の扉を開けてビックリ。
立錐の余地も無いほどの混みよう、二階に上がるとマットを拡げた先客の「一杯なんだよ!」というキツイ視線の集中砲火に退散する。
どうしようか?と思案するも今から下山するのもカッタルイ、取り敢えず4人分のスペースを空けて貰い、一夜の宿とすることに。

10月13日
狭いながらも快適に過ごした夜も明け、朝5:45下山開始。
水溜まりには薄氷。
昨日にも増して透明度の高い空気を吸いながら白く凍った木道を慎重に歩く。

めくるめく鮮やかな山肌を思う存分堪能しながら井戸尾根を降りること2時間45分で元の桜坂駐車場に降り立つ。

越後湯沢でゆっくりと温泉に浸かり関越道が混み出す前に帰京。
秋の山の醍醐味をたっぷりと味わうことが出来た山行だった。

【10/12】
桜坂駐車場(8:30)-最初の滝(9:00)-12mスダレ滝(10:10)-上部ゴルジュ20m滝上(11:45)-上部ナメ(12:10)-奥の二俣(13:30)-稜線(14:30)-避難小屋(14:45)

【10/13】
避難小屋発(5:45)-ニセ巻機(6:00)-桜坂駐車場(8:30)

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