6月24日
メンバー O、O、H 3名
3時半過ぎに一ノ倉沢出合に来ると、すでに駐車場は一杯だった。
テントを撤収したらしき箇所になんとか止めることができた。
周りのテントもどんどん撤収されていく。
我々も急いで準備をするも全体の後発組、4時過ぎに出発。
先月来た時とは積雪が格段に少なくなっていて出合の底が見えていた。
テールリッジ途中でやはり中央カンテに取り付くというパーティを追い抜き、6時頃取り付き着。
すでに2、3パーティが取り付いている様子。準備して程なく出発。
1,2ピッチは快適、順調に進み、3ピッチ目の出だしで前のパーティーに追いつく。後続にはちょっと待ってもらう。
凹状ルートと別れ
右から行けば階段状だけど前日の雨でビショビショつるつるらしい。Hさんは正面突破。
気持ちよく快適に登る。
4ピッチ目も快適。
ただピッチを切ったテラスでドデンと座っていたら岩が崩れそうになった。きっと時期崩れる。この辺りからペースは落ち順番待ち。
気持ちよく登ってくるOさん。
5ピッチ目にチムニーを登る。
このあとしばらく待って核心に入る。
7ピッチ目テラス上の垂壁から嫌らしい。ここで短く切って核心を迎える。
前パーティのアブミをお借りして切りぬける。
難なくと思いきや、ラストの自分は回収したアブミを岩に引っ掛けるなどしてしんどい思いをした。アブミの扱いはまだまだ練習不足。フリーで試してみても良かったかな。
11時30分、烏帽子の肩に到着。
自分も写真を撮ってもらおうとしたら‥電池切れ。このところずっと充電せずに山行続けていた罰がここで…。ザックを下ろしている状況でないため乾電池に切り替えられず。
ここから懸垂するという後続Pと別れ、先行Pに続き終了点に向かう。肩を回ったルンゼ状のところがまたびしょ濡れでつるつるだった。このときトップだった自分は摺りごける。
さらに草付で道を間違え思わぬ藪こぎをし終了点に。
ここで昼食を取って降りる予定だったが、9時を過ぎてまだ南稜テラスに順番待ちのパーティが複数見えていたので下降にもかなり時間を要するように思えることと、ここまで来ているのだからやはり先月のリベンジ‥時間もロープウェイにギリギリだけど行けるということで上を目指すことにする。
5ルンゼの頭が悪そうで時間をかけたあとは、尾根道を山頂目指してひた歩く。
クライミング中とはまた違い山歩きが気持ちいい、最後に15分ほど笹を詰めて登山道へ。
肩の小屋で喉の渇きを潤して下山。天神平には16時40分に着。
‥何度も来ている谷川岳だけど、雪のない天神尾根を歩いたのは初めてだった。
ベースプラザからはタクシーで車回収に行きたいねとは甘い考えで、タクシーはなかった。呼びましょうとはっきりしない中、Hさんが取りに行くと言い出し歩きだす。疲れていたのにありがとうございます。
ガチャなど荷物を整理し待っていると、クライミング中の前後パーティが降りてくる。やはり下降には時間がかかったようだった。
ほど無く車を運転してHさんも降りてきた。
登攀から山頂抜けと長かったけど、山の醍醐味が味わえ、とっても楽しい一日だった。
中央カンテは全体的には易しく感じたものの核心でアブミと課題が残る。また行きたい。
また一ノ倉岳から中芝新道を下山という手もあったが、これはいつか機会があれば。
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