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■ 北岳バットレス 4尾根〜中央稜   2010/09/18
カテゴリー: - Orihara :

日程 2010年9月18-19日
人数 4人(中山、鈴木(直)、大熊、折原)

 前夜、埼玉を出発し、芦安にて就寝。大熊さんのボンゴカーなら外へテントを張る必要もなく4人快適に寝られる。
 18日タクシーにて広河原に入る。青空が広がっていて初めてのルートに胸躍る。自分以外の3人は7月にも来ていて、時間切れで登れなかった中央稜へのリベンジ、自分は一般ルートでの登頂もなく今回北岳バットレスデビューなのだ。また、マルチピッチで登るということなのでトップデビューということでもある。その調子を見て中央稜に行くか決めるということもあり登れるか心配だぁ〜。
 兎も角、よく晴れていて気持ちいいクライミングができそうだった。 
 
 つり橋からの北岳

 一般登山者も沢山 
 
 休憩中

 この頃からちょっと雲が多くなってきた
                                                                                                                                                                                     

 bガリー到着

 bガリーではすでに何組かのパーティーが取り付いていた。すぐ前のパーティーは正規ルートとは別の左側のガレから登ろうとしていた。ちょっと大きめの落石もあって危険だった。この通過に1時間以上待つ。その間に雲も広がってきてドンヨリとした空気に変わる。2ピッチセカンドだったけど、とても快適に登る。なんで1時間も待たされたのか…。
 横断バンドに入り、Cガリーを渡ってから草木帯を直上する。ペースが速かったのでシンドカッタ。4尾根取付に到着、すぐ上にパーティーがいるということもあって大休止をとる。自分はすごくバテバテだった。周囲はガスってしまっていて景観から心地よさは味わえず。
 出発準備をしていると、先をいいですか?とフリーソロの人が現れ、先を譲る。
 4尾根は1ピッチ目の出だしのクラックがちょっと大変だったりする。先輩たちも疲れていたので?(自分への配慮からか)クイックドローをかけておいてくれたのでチョンボしながら登っていく。この後も正直、必死で登っていたのでどんなルートだったかよく覚えていない。4ピッチ目でトップになったとき白い岩に当たってしまったが、ここもチョンボしながら何とか攀じった。懸垂後、後ろから来たパーティーに追いつかれ、セカンドで確保している脇を攀じっていくので気になった。枯木のテラスを越して大テラスまでロープを付けて登り終了した。
 草付帯を左上していくと、頂上にほど近い稜線に出るのだが、今回はテラスにツェルトにて仮泊。陽が落ちてから雲が下がり星空が望む。
 
 夜の白鳳三山 

 夜空の中央稜岩壁

 翌朝、気持ちよく晴れた中、日の出を見ながら撤収準備。計画では荷を持ったまま中央稜へも入る予定だったが、置いていきたいという希望もあり、それなら全員置いていこうということになった。
 4尾根終了点から中央稜へは今回のメンバーは誰も入ったことがなく、しばし偵察。山頂に泊ったという別のパーティーも来るが、こちらも初めてらしい。
 とりあえず大熊さんがトップで懸垂する。10m程度下りるとルンゼに降り立つ。我々はそこからグリーンバンドを渡って5m程度下りた。トポなどでは1ピッチ目の終了点に下りれるとのことだが、2ピッチ目の終了点であった。どうやらバンドは渡らずルンゼを下りていくらしい。
 そんなことで中央稜へ取り付く。いきなり核心なのである。やはり大熊さんがトップを行く。
 第2ハングをどう越えるか右往左往したが、アブミをだして攀じる。さらに第3で上に見えるシュリンゲにつられ直上していく。下からルートをわかっていた中山さんがトラバースしてリッジにでるよう声をかけるがどうも夢中だったらしい。
 
 第3ハング

 自分はやはりセカンドで登りだす。待ってる間に鈴木さんに、トップで行ってみる?と聞かれるが、まさかトップで攀れるとは思わないので遠慮。また、アブミも残しておいてもらう。第2ハングでアブミを使わずに登ろうとちょっとトライ。大変そうだぁと思って1段目に足をかける。いくらか楽になって何とか超えるもアブミの回収に苦労する。カラビナがスムーズに外せなかったのと、外したアブミをどう畳んでおくかわかっていなかった。とりあえず丸めていたけど、途中でバラけ岩に引っ掛かったりした。
 さらにカンテ、リッジと2ピッチ登り登攀終了。岩が脆く、小石があふれていてロープを引きずるだけで下に落ちる。終了点からすぐ上に頂上(に立つ人たち)が見え、心が晴れ晴れとした。先に着いている中山さんから声がかかる。ロープを短くして草付をたどり頂上へ抜けた。

 着いた直後、一般登山者のいるなか武装したままでいる自分たちを、恥ずかしいから早く外しちゃえよと茶々を入れられながらもせっかくの記念なのでと写真を撮ってもらい武装を解除する。
 5分ほど下りた稜線から草付をたどり4尾根終了点においた荷物を回収して下山した。

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