メンバー:S、K、S、O、N
7月17日
大沢出合いの駐車スペースで身支度を整え、大沢沿いに延びる林道へ入る。
木の根川に掛かる橋を渡り、適当な場所から踏跡を辿って大沢に入る。
大沢の下部はなだらかな岩床が広がる美渓である。
苔むした両岸からスダレ状に流水が流れ落ちる。
大滝は水量多く登れなかったので巻き、さらに上部へ進みゴルジュ入り口に着く。
両岸はあまり深くは無いが、とにかく水量が多く、カマも深い。
流木を利用して上部へ行こうとしたが断念。
さらに、左岸から巻きを試みたがこれもNG。
しかたなかったので大高巻をすることにした。
幸いにも前述の廃道化した林道が上部を通っているのでそれを利用した。
林道は高まき途中で終点になり藪の中に消えていた。
そこからは藪漕ぎで高まきを続ける。
幸いにもなた目があるのでそれを探してトラバースを続ける。
4時間かかってやっと沢に戻る。
核心のゴルジュ帯はすっかり巻いてしまった。
この場所は、水の中と側壁とでは岩質が異なり、握ったホールドが欠け、何人かポチャンする。
あいかわらずカマは深いがゴルジュではないので、普通に通過できる。
あと、この沢・・魚が多い・・・淵を進むたび、カマに近づくたびに魚が逃げていく。
しかも結構大きいものばかり。
ゴルジュと藪で守られているからか?
ここも多少迷ったが、カマに中を進む。
行ってみたらカマはそんなに深くなかった。
こんな苔むした滝も結構登っていけた。
苔むしてはいるが逆層ではないので、登れてしまう。
14:00前に適当な小広い場所を見つけてビバークとする。
7月18日
朝6時に出発。北側斜面なので陽は当らない。
昨日はこのような草のベットで寝た。
沢もたいぶ源流ぽくなってきた。
崩壊地みたいな場所も時折現れるようになり、傾斜もきつくなり高度が上がるようになる。
小滝が相変わらず続く。
ここを抜けると30mの滝。
振り返ると尾瀬の燧ケ岳
急に滝が連続して現れる。しかもコケでぬるぬるしていてザイルを使う。
最後の枯れ滝?ここは左右に散って藪をこぐ。
既に高度は稜線まで数十メートルのはずだが・・・適当に藪の少ないところを忠実に進む。
あざみ畑通過もあった。
最後はやっと石楠花の林の中に入って稜線間じかを知る。
直ぐに稜線に出る。展望が一気に開ける。
そのまま笹の斜面を下りる。
登山道に出て終了。10:30過ぎ。
その後は4時間掛け、田代湿原経由で車を回収して帰る。
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