3月18日
メンバー:牧野尊師、五郎閣下、北村殿下、山下侍従長
急遽決まった山行で何処に行くかで躊躇したが前に時間切れで登れず宿題になっていた日光白根に再度挑戦。
早朝発で丸沼高原スキー場よりロープウェイで山頂駅へ。天気は曇天、午後から雨との予報。あまりゆっくりは出来ない。
【山腹を巻かないで沢通しへ】
【上部はシッカリ凍り付いてる】
湿った重い雪に不確かなトレースを追いつつ樹林の中を進むと先頭集団に追いついた。山腹を南面から大きく巻くように付けられたルートを取らず西面のルンゼ通しに直接頂上を目指すことにする。雪の締まり具合から上部はアイゼンがシッカリ効いてくれそうだ。
勢い先頭に出て、しばらくワカンを付けても膝まで潜るラッセルに苦しめられるが露岩が目立つようになると固い雪面になり中級山岳の雰囲気が出てくる。段々と傾斜が増しピッケルのピックまで打ち込むような傾斜に振り返ると我々のパーティだけになっていた。ここではスリップ出来ない。
【急斜面を登る殿下】
手を伸ばせばそのまま斜面に触れる位のルンゼを登り切ると菅沼方面からの登山道と合流する。ここより頂上まではひと登りだ。
ガスが濃く何も見えない。緩斜面の南側から続々と登山者が上がってくる。
今日の一番乗りに少しだけ気分を良くして頂上を後に下山する。雨がヤッケのフードに当たり出す頃、頂上駅に到着。何とかセーフだった。
【ルンゼ上部を行く】
【もう少し天気が良かったら…】