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■ 黒部川下ノ廊下と裏剣   2007/10/06
カテゴリー: - :

メンバー 中山、内海、安田、鈴木直、木村、川元、掛川、風間

10月6日(土) 扇沢(P)=黒部ダム〜内蔵助谷出合い〜下の廊下〜仙人ダム(BP)
下の廊下の開通情報が出たため無事出発できた。
しかし、情報というのは恐ろしい。すごい人の集中。
黒部川沿いの細い道が人の波でいっぱい。
内蔵助谷出合いから下の廊下に入る。道はものすごく良い。
まずは、新越しの滝

いよいよ谷が深くなってきた。

でも道幅はしっかり有。

慣れてくるとそれほどでも無い。

岩をくりぬいたところもありました。

白竜峡間近

白竜峡の休憩ポイント すごい人数

白竜峡の通過

岩をくりぬいた所が続きます。

景色と足元と頭上に気をつけて通過します。

白竜峡から歩くこと2時間で十字峡に着きます。

十字峡からはさらに水平歩道が川から高くなり、落ちたら上るのも大変・助けるのも大変になります。
2時間歩くと黒部川第4発電所送電線引き出し口が見えてきます。

最後に仙人ダム湖に掛かる長いつり橋を渡ります。

我々は、阿曾原温泉まで行かず、だらしなく、つり橋を渡ったところで泊まってしまいました。

10月7日(日) BP〜仙人新道〜仙人の湯〜仙人の池〜二股〜三の沢(BP)
5時に出発し、仙人新道を登り高度を稼ぎます。
3時間掛かってやっと仙人谷へ下降点に着きました。

硫黄臭さと湯煙に引かれる風景です。

12:00に仙人の池に着きました。反対側から登ってくると突然、池に写った八峰が姿を現すので、
誰でも感動するようで、歓声があがりハイになるようです。私もそうでした。

お決まりの記念撮影。ここに一時間も滞在しました。

本当なら池の平で泊まる予定でしたが、天気が悪くなる情報があり、レンズ雲も出ており、
帰りのこともあるので真砂沢に向かうことになりました。
午後の裏剣を見ながら仙人峠から二股へ下ります。

15:00二股はすでに日が翳り薄ら寒くなっていました。

三の沢を過ぎたところで、何かやる気が無くなり(10時間も歩いているので疲れたのもある)
ザックを降ろしたら、夕食が始まりました。

結局ツエルトを張って寝てしまいました。

10月8日(月) BP〜ハシゴ谷乗越し〜内蔵助谷〜黒部ダム=扇沢(P)
夜半から雨が降り始め、AM2時頃から急激に激しくなってきました。
寝ていると三の沢を岩が転がって落ちていくような地響きを感じ、いやな予感が走りました。
2時に全員に起床してもらい撤収しながら朝食を済ませ、4時に出発しました。
剣沢を渡り、ハシゴ谷乗越への急な登山道を歩くうち夜が明けてきました。
後方を振り返ると三の沢・四の沢がキバを剥いていました。
ハシゴ谷乗越から少し内蔵助谷に下ると、斜面から水が噴出し、登山道が水に覆われて沢のようになっていました。
最初は石伝いでも良かったのですが水量がどんどん増えて、沢登り用品がほしい位になりました。
1時間で下れるところを2時間掛かって下り、増水し轟音響く、内蔵助谷の鉄橋を渡りました。
丸山東壁下を通過し黒部川沿いに出るまでも横切る沢の増水で靴を濡らしました。
ビチョビチョです。キバを剥いた黒部って感じでスごいの一言です。写真なんか撮る余裕はありません。
冷静に、落ち着いて、舞い上がらないように、周囲とメンバーを見渡すことに集中しました。
出合いの岩屋で休憩した後、万が一お助けが必要な増水があっても良い様に、シュリンゲを繋げて10mほどお助けを作って出発しました。
結局、内蔵助谷ほど問題は無く11時にダムのバス乗り場に着き、11:30のトロリーバスで帰りました。
後で聞いた話ですが、我々が通過して2〜3時間後で内蔵助谷の鉄橋で人が流されたそうです。
危険か危険じゃないかとか、それを予感する・しない、そしてそれを信じて早く予防措置行動をとるって、
経験とか知識とかでは無く、人の感性に頼る部分が大きいと思いました。
でも、情報を早く正しく入手し、こうなる前にもっと先に予防していたら、もっと苦労は少なくなったとも思えます。

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