豆焼沢
2015年7月25-26日
メンバー O,N 2人
1日目
出合の丘 10:00 入渓10:10 ホチの滝下11:10 トオの滝13:05-30 大滝4段50m下14:50 幕営地16:15
2日目
幕営地6:00 両門の滝下6:10 7:30遡行終了 雁坂小屋8:10‐40 雁坂峠9:00 雁坂小屋10:00 豆焼橋・出合の丘12:20
ちょうど5年前のこの日 防災ヘリ「あらかわ1」の墜落事故があり、出合の丘には関係者が集まってきていた。
我々も慰霊碑に祈りを捧げてから出発。
ヘリポート脇から下降してすぐに入渓。降り立ったところは河原だがすぐに水流の多い沢へと変貌。
Nさんが最初の小滝で押し戻されてきた。
駐車場にいた時はうだるように暑かったが、思いの外水温も低くすぐに体を冷やされ、自分はなるべく水際を行くが…。
6m滝は念のためロープを出す。
1時間ほどでホチの滝に到着。
明瞭な踏跡があるとのことだったが…。最初から2段をまとめて巻こうと上がりすぎ、3m程懸垂し、踏跡へ合流する。橋の下付近は砂地に岩が埋っていて歩きにくい。
ホチの滝を過ぎると核心のゴルジュ。右奥に目立つお助け(2段目用かな)が垂れているが水流が強く無理。巻いてしまおうかとも思ったが、左にハーケンが打ってあり支点もとれることから登ることにする。こちらは見た目ほど難しくはない。
続く3mは丸太を馬乗りに左岸に渡りトラバース。こっちの方が悪かった。 このあとも深い釜と水流激しい小滝を越えるとトオの滝に出くわす。
トオの滝はどこから登る(巻く)かわかりずらい(日当たりなどの陰影か)。左壁とのコーナー付近で壁前面に立って探した。
トオの滝を過ぎるとゴーロとなって癒し系の雰囲気になるが、滝も続き飽きさせることなく、大滝へ到着。巻きは明瞭。
いくつか小滝を越えると4段20mが現れる。下の大滝とは別の趣である。これも無難に巻く。巻き途中からの眺めがまたよかった。
ここで巻き癖がついたのか続く滝でNさんが巻こうと言ってくる。時間も16時近く、疲れもあるしずぶ濡れは避けたい。一つ巻いて、さらに巻こうと言うNさんだが、大高巻きになりそうなので却下して沢へ戻る。特に何でもない滝を越えて小滝と滑の緩傾斜となり、ビバーグ地を探す。
数か所あったが奥の左岸に広くて良さそうな場所を見つける。
ツエルトを張り終えると、Nさんは持参したノコギリで近くの倒木を切りだす。盛大な焚き火と食事で夜更けをまった。
翌4時30半に起床、6時出発。少し倒木や低い枝が煩いと思うも、歩きだし10分、すぐに両門の滝が現れる。
やわらかい朝陽に写真を撮りつつのんびり登る。水が冷たいし、朝一でまだ体も思うように動かない。癒しスポットを堪能する。
歩きだし直ぐに両門の滝に着いたことからか、このあと登山道までの距離感を間違える。両門の滝後もしっかりと濡れる滝、ゴルジュが続き、ぼちぼちと思うと取水パイプが見えた。
さらに50mくらい登ったところで遡行終了とした。
小屋までは15分くらいで到着。せっかくなので峠の稜線へ行く。その前に、濡れものを小屋脇に干させてもらう。
干した後、小屋の方からいくつか話を聞き、雁坂峠へと出る。
縦走していた頃に来た以来で、やはり気持ちいい所だった。ひとしきり満喫して小屋へ戻る。のんびりしていたおかげで濡れものはほとんど乾いた。
パッキングしなおして黒岩尾根を下山した。